ブログ 野の便り
そもそも芋煮会とは
先日からご案内を始めた「芋煮会」
「どんなモノなの?!」とのお尋ねも多くいいただいております。
もとは山形の郷土料理で、歴史は結構古いんです。
江戸時代、山形を流れる最上川の船頭たちが、荷受けを河原で待ちながら何日も過ごすことがあったとか。
その退屈しのぎに、河原で鍋を囲んで宴を開いていたそうです。その鍋の主役が、里芋や積み荷の棒ダラ(タラの干物)だったとか。
時代が下って昭和になって、少しぜいたくに牛肉も入れるようになり、今では秋になると県民がこぞって河原に集結!
それぞれに鍋を囲んで、里芋や牛肉(かの有名な米沢牛!)、ネギ、こんにゃくなど具だくさんな味を楽しむそうです。
その光景は、いわば「秋の花見」……短い東北の秋を目一杯楽しむんですね。
なぜ髙山果樹園で『芋煮会』を?
髙山果樹園の柿やブドウが、おかげさまで「おいしい」と言っていただける理由。
それは、園主が長年「除草剤」を使わず、面倒でも人力で草刈りを続けてきたから。
そのため、土がしっかり地力をつけ、足で踏んでもホクホクしています。自宅用に作る大根や芋類も、売りたくなるほど美味!
その結晶が「里芋」なんです。ねっとりとほのかに甘く、まさに滋味。
味噌汁にも煮物にも、ときにはソテーやポタージュにも。
この里芋を生かしたいと、思いついたのが「芋煮会」です。
山形の人たちがほとんど愛用するという調味料「マルジュウ醤油」も手に入れ、
主役の里芋と、近くで手作りしているコンニャクをつかって芋煮会を開催予定です。
企画している側も「どうなるか分からない」芋煮会ですが、是非、お楽しみにしていただければと思います。
【高山果樹園 芋煮会】
日時: 11月4日(土)12時から ※なくなり次第終了
会場: 果樹園BBQスペース(試食会場)
料金: 一杯あたり500円(税込)
・100名分を用意する予定ですが、売切れる可能性がある点、予めご了承ください。
・ご予約は承っておりません。開催の詳細は当園HPでお知らせします。