土と肥料へのこだわり

農作物とは、土と太陽と水が生み出す自然からの大切な贈り物です。 しかしそれだけに頼っては、自然は最上のものを与えてはくれません。人が労を惜しまず手をかけ、目を配り、技術を工夫する中で、より美味しい産物に育ってくれます。
高山果樹園では、何よりも健全な土壌づくりを心がけ、化学肥料を使わずに栽培することにこだわってきました。

たとえばぶどうの木1本にキャリー3台分の牛糞をたっぷりと与えているので、畑の中へ入るとフワフワとした踏み心地です。また、除草剤を使うと足元は簡単にきれいになりますが、肝心のぶどうや柿まで樹勢を弱らせるため、手はかかっても草刈り機で除草しています。
健康な土壌作りを重ねることで、ぶどうや柿が持つ本来の甘みや旨さが十分に引き出せるのです。

多彩な品種を誇る、自慢のぶどうたち

1シーズンに10種類以上のぶどうを育てている高山果樹園では、 お越しいただいたお客様にまず数種類のぶどうを試食していただきます。
それぞれの美味しさを味わってから、お好きな味を選んでオリジナル詰め合わせにしたり、お気に入りの一品を見つけてください。
オリジナルぶどう「妖精の乳首®」は、白系ぶどうで粒が細長く、一房にぎっしり実が付いており、育てる手間も巨峰の5倍はかかります。お値段もやや高めですが、試食された方々が納得してお求めになる、当園自慢の1品です。
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高山果樹園自慢の個性派の“柿”

高山果樹園には、伊豆早生、元山、富有、小春、太秋、新柿、シブ柿の葉隠など、個性的な柿たちが揃っています。
甘さと栄養をたっぷり含んだ、美味しい柿を味わってください。
晩秋には、耳納山麓を背景に色とりどりに紅葉した木々たちも、見事な景色です。
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肥沃な土で、とびきりおいしい里芋も！

おいしいブドウや柿のために、有機肥料をたっぷり与えたフカフカの土壌。ここで育て始めた里芋が、むっちり・トロッと粘り気と甘みがあって絶品！最初は自家用だったのが、お客様の要望で販売するようになりました。
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高山果樹園の花たち

高山果樹園内には、果物の他に「結麗桜」という名物の桜の巨木があります。花弁がぽってりとふくよかな「太白」という品種で、世界でも珍しく、春の観光シーズンには沢山の方が園を訪れます。
その他園内各所でも、クリスマスローズや薔薇、四季の山野草など季節ごとの花々が皆様をお迎えします。
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園主のあいさつ

耳納山のふもとで農業に取り組んで、40年近くになりました。
農業大学で果樹栽培を勉強して、勇んでこの地に入ったものの、最初は大学の知識が机上の空論で、失敗ばかりでした。茫然とする中、近所の熟練の農家に教わったり、何よりも自然の声に耳を傾け、果樹たちの樹勢に寄り添い、毎日汗をかきながら育てるうちに、ぶどうや柿本来の個性に自分が育てられてきた気がします。

今、この果樹園では、私や家族やスタッフたちが毎日土壌や果樹の手入れを欠かさず行い、豪雨や台風のときには身も細る思いをしながら、より美味しいぶどうと柿を目指して精を出しています。
40年の間に、品種も20種近くに増えました。どれも、わが子のように可愛い、大事な果物です。
どうぞ、田主丸の豊かな自然の中でゆっくりとくつろぎながら、当園自慢のぶどうと柿を存分に味わってください。

高山果樹園　園主：高山一三